前回に引き続き、新築時のキッチンの
レイアウトについてご紹介したいと思います。
前回は『オープン型キッチン』についてご紹介いたしました。
今回は2つ目の『セミオープン型』のキッチンについて
ご紹介したいと思います。
セミオープン型のキッチンはオープン型キッチン程ではないですが、
オープンな雰囲気を保ちつつ、腰壁や下がり壁を設け
ダイニングスペースと仕切った空間になります。
私が担当させていただくお客様のキッチンの配置として
多いのがこのセミオープン型のキッチンです。
セミオープン型のキッチンのメリットとしては
オープン型のキッチンと同じようにキッチンから
ダイニングやリビングが見渡せますので
家族とのコミュニケーションをとりながらや
ダイニングやリビングにいる小さなお子様の
ようすを見ながらでのキッチン作業が可能です。
また、腰壁やコンロ前の壁で仕切ることによって
キッチンの内部や手元が見えにくくなりますので、
散らかりやすいシンクの中や作業スペースを
隠すことができます。
手元が丸見えだと常にキッチンをキレイに
保たなければいけません。きれい好きの方はいいかも
しれませんが、そうでない人にとっては
負担になってしまいますよね。
それと、腰壁を設けることによってシンクの前に
10センチでも立ち上がりの壁ができれば
シンクからの水の跳ね返りを防ぐことができますよ。
セミオープン型キッチンのデメリットとしては
やはり、オープン型キッチンと同様に臭いや音が
ダイニングやキッチンまで伝わってしまうということです。
なので、基本的には空間にあった換気扇や給気口の配置を考えることが
大事ですが、臭い成分を吸収してくれる性能を持つ内装材を
使ったりすることも臭いを抑える方法のひとつです。
次回は『独立型』キッチンについて
ご紹介したいと思います。