家を建設する会社が決まっている、
建築条件付きの土地。
実は購入してから、こんなはずじゃなかった…
と後悔する方が意外と多いんです。
たとえば、
「思っていた間取りにできなかった」
「ほしかったメーカーの設備が付けられなかった」
「けっきょく建物の追加料金が増えて金額が上がった」
などの声をお聞きすることがあります。
そこで今回は、建築条件付きの土地を購入する際に
注意しておきたいことをご紹介したいと思います。
・仕様
当然ですが建設会社によってそれぞれ仕様は異なります。
断熱材や外壁など、構造の違いもあれば、
家の内部に使われているキッチンなどの設備や、
床材などの素材の違いもあるでしょう。
もともとその建設会社が使っている住宅設備や素材などを、
差額を支払って違うものに変更できる場合もありますが、
そういった変更ができない建設会社もあります。
ですので、こうしたいという仕様をあらかじめ決めておいて、
土地を購入する前に、指定の建設会社では
希望する仕様が取り入れられるのかもチェックが必要です。
・間取り
自由設計とはいっても、
土地の形状や条件によっては、
思うような間取りにならない場合もあります。
また、建設会社によっては、
いくつか決まったプランの中から
選んでくださいねという会社もあります。
購入前に、自分達の建てたい間取りの
イメージをしっかり持っておきましょう。
そして、そのイメージが実現できるのか、
可能であれば、指定の建設会社に
一度プランを出してもらうのも良いでしょう。
自分達の納得できる間取りで
家作りをしてくれる建設会社なのか、
これはとても重要なポイントになりますね。
・価格
さて、上記の”仕様”、”間取り”について考えてみると、
自分たちが建てたい家の具体的な要望が見えてきます。
では、その自分たちの希望する設備、間取りで家を建てたら、
指定の建設会社で建設した場合、
総額がいくらになるのか。
それをしっかり把握しておくことがとても大切です。
こちらも、可能であれば、
希望を取り入れたプランと一緒に
見積もりも出してもらうと良いですね。
また、土地の中に水道管などが引き込まれていない場合、
建設会社側の負担で引き込んでくれるのか、
お客様の負担で引き込まなくてはいけないのか…。
そこも、金額に関わってくるのでチェックが必要です。
最後に、一番肝心の土地契約から
建物請負契約の期間も確認しておきましょう。
一定の期間に建物の請負契約が結ばれない場合は、
土地の契約は白紙になってしまうので注意が必要です。
以上が、建築条件付きの土地を
購入する際のおおまかな注意点です。
しっかりと土地を購入する側が理解しておかないと、
冒頭にもあったように、こんなはずじゃなかったと後悔したり
トラブルのもとにもなってしまいます。
そうならないためにも、建築条件付きの土地を正しく理解し、
後悔のない家作りをしていただければと思います。