住宅雑誌でも多く見られるようになった
『無垢の床!』
インテリアで例えて言えば
自然素材である古木を使った
『カフェスタイル』や
木・アイアン(鉄)・革素材などを組み合わせた
『男前インテリア』という言われ方もしますが
インダストリアル スタイルなど
これら流行りのインテリアにも
『無垢の床』が使われることが多く
「素敵!」と思うページの大半がそうです!
では、『無垢の床』とは
どのようなモノでしょう?
特徴を踏まえ
その魅力についてご紹介しますね!
【 暖かさと癒しの効果 】
木のぬくもり・・・というフレーズを
耳にすることがあると思いますが
まさにその通りで
『無垢の床』は暖かい!という声をよく聞きます。
自然素材である無垢の床は
鉄などの素材と違い
熱伝導率が低く体から熱を奪わないため
暖かく感じるのです。
特に冬場は異素材などの床と
比較すると思わず「ほぉお~」
とうなづけると思いますよ。
また、木には癒しの効果もあると言われており
常に触れることでストレスを緩和するという
データも出ています。
『無垢の床』はなんと言っても
その肌触りが良くサラッとしていて
とても快適ですし
更には香りも楽しむことができるため
これらが作用してストレス緩和と
癒しの効果を高めているのでしょう。
言いすぎかもしれませんが
『無垢』を床材に使って
常に触れる生活をするだけで
ひょっとしたら気がつかない間に
夫婦喧嘩や子どもを叱ってしまう回数も
減っているかもしれませんね。
【 無垢の経年劣化は味わいであり楽しむもの 】
経年劣化と聞くと一般的には
古くて傷んでしまった状態を
思い浮かべる人がほとんどでしょうが
『無垢の床』の場合は劣化というよりは
変化という表現のほうが良いかもしれません。
まず、『無垢の床』は
家が完成した状態から生活をしていく段階で
少しずつ変化していきます。
日光に当たることで色が変化し
その色は無垢の種類によっても違いますが
だんだんと濃さを増していきます。
革製のバックなどと同じように
長く使えば使うほど
色だけではなくツヤも増してくるのです。
まさに味わいですよね!
ただ、ひとつ気をつけるとすれば
無垢材は前述したように
色が変化していきますので
最初に見たままの色が良いという場合には
あまりオススメはできません。
無垢材を採用する際には
先々、どの程度まで色が変化するのかを
あらかじめ取り扱いのショールームなどで見本を確認し
将来のイメージをしておくことで安心もでき
より一層時が経つのも楽しみになりますね!
【 調湿効果 】
無垢の床で生活すると気づくのですが
無垢の床には調湿効果があります。
湿気が多い時には湿気を吸収し
乾燥時にはその湿気をはき出すことで
ほど良く調湿してくれるため
床の表面はいつもサラッとした気持ちのよい質感です。
このように無垢の床は常に呼吸をし
快適な生活の手助けをしてくれています。
しかし
その一方で呼吸をして動いている状態のため
モノによっては床が反って足をつまずいたり
床鳴りがするなどの原因を
引き起こしてしまうこともあります。
このような原因を起こさないためには
同じ『無垢の床』でも
あまりにも安価なモノには注意をし
無垢の種類や厚みなども含め
適切な床材を選び
自然素材の良さを思う存分に味わいながら
『無垢の床』の生活を
楽しんでいただきたいと思います。